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「ある若い詩人のためのレクイエム」日本初演!

本日待ちにまった B.A.ツィンマーマン:ある若い詩人のためのレクイエム(日本初演)
行ってまいりました~! 
17:15頃サントリーホールに到着、なんと当日券に数十人が並んでいた。
こういった公演には珍しい …何があったのだ?
まぁしかし…こっちはもうあまりの期待と興奮で緊張が… 
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17:30開場!ホールに入る…おおっ!凄い!
オルガン前の巨大スクリーン、客席を取り囲むスピーカー群、ステージを埋め尽くす
大編成の巨大オーケストラ、各指揮者前に置かれたモニターや時間表示用のパソコン…etc
もう言葉だけでは表現できないが見た目だけで凄すぎる!…もう興奮も最高潮!
はぁ~許されるなら資料用に写真撮りたかったなぁ…

18:00開演、演奏…の前に指揮者の大野和士 氏とプロデューサーの長木誠司 氏の
約30分ほどのプレトーク、で15分の休憩。
楽団、合唱団入場…。
う~ん、凄いなぁ…バイオリンとビオラを除いた大編成のオーケストラに指揮者前に
ハの字におかれた2台のピアノ(奏者は客席に背を向けた形)、
そして脇に置かれたジャズコンボ、二人のソリストと二人のナレーター。
ちなみにナレーターは一人はテレビ等でもよく見かける俳優の長谷川初範 氏。
もう一人は塩田泰久 氏。…こっちの人は知らない…舞台俳優さん?
そして客席を囲むように配置された4群の合唱
(Pブロック:合唱Ⅰ、Cブロック後方:合唱Ⅱ、LB,RB(左右)ブロック:合唱Ⅲ)
それぞれの合唱に副指揮者がついている。
…しかしバイオリンとビオラを除いた状態でもステージぎっしり。
もしこれでバイオリンとビオラが入ってたらステージにのったのか?
…しかし3群のティンパニや多数の銅鑼にはちょっとおどろいた。CD聞いてても
ここまで多いとは思っても見なかった。

演奏開始…テープとコントラバスの持続音とともに始まる「プロローグ」…。
そしてスピーカー1からのヴィトゲンシュタイン「哲学探究」の朗読から
流れ始め、合唱Ⅲがレクイエムを歌う重く暗いプロローグの終盤
トロンボーン群と全合唱のすさまじい最強奏とともに
「レクイエムⅠ」へ、もうここではほぼテープのみ、各種の演説や語り、電子ノイズ
音楽がそれぞれ各スピーカから流れまくるだけだが、まったく飽きることは無い。
あとここではナレータが「ドイツ基本法」や「毛沢東語録」の断片を語る部分が
あるがここでは日本語訳。

…ちなみにステージ後方の巨大スクリーンには字幕が流されているのだが、
わざと読めないように作りましたとの解説通り、普通に下から上へゆっくり流れる
読める字幕だけではなく高速で移動する字幕や蛇のようにうねる字幕…等
本当に読めない…というか笑えてしまう字幕映像が流されておりました。

そして続く「レクイエムⅡ」<リチェルカーレ>ようやく曲の半分を過ぎたところで
ジャズコンボ登場。数分ジャズコンボが活躍したと思うと再びテープにもどり
40分続いた主要なテープ音響も一時お休み。
ここからやっと大管弦楽が活躍…しかし残り…20分。
<ラプレゼンタツィオーネ><エレジア><トラット><ラメント>と
テープ以外の管弦楽、ソリスト、合唱、ナレータのみが唯一活躍するこの4曲をへて
そして終曲「ドナ・ノビス・パーチェム」です!
合唱が歌い始めると同時にベートーベン「交響曲第九番」、ビートルズ「ヘイ・ジュード」
が流れ、スターリンやゲッペルス、チャーチルの演説が次々と流れていく中どんどん
大管弦楽も巨大になってき、もうすさまじい大音響のカオスに!    
その巨大な音響もハンマーの三度の強打と共に終了。
大衆のデモの叫びだけが流れ消えるとともにコントラ・バイヤー「第六感」の一説が流れ
大管弦楽の一瞬の凄まじい強奏、そして合唱の「dona nobis pacem!」で
全曲終了。
凄い…凄かった…。約二十年待ちに待ったかいがありました…。

ふつうこのままカーテンコールで終わりですが最後珍しいことに
長く続いたカーテンコールおわりにジャズコンボのスガタクロー・クインテットによる
アンコール?…の演奏があり、それはもう盛り上がりました。

はぁ~いまだに興奮冷めやらぬ…といった感じです…。
また聞きたいですが今後日本で演奏される可能性はかなり低いですよねぇ
これだけ色々に大変な曲。
しかし生で聞いたら凄いですよこの360°立体大音響!
どうやっても、どんないいシステム持ってても、家ではこの音響は再生不可能ですからねぇ。
まぁそれ以前に録音も困難ですが…。

しかし今回の役得は演奏ばかりではございませんでして…今までこの曲の資料と言えば
ほとんど3種の輸入版CDのブックレットぐらいでして、普通に訳そうにも音楽や政治 等
専門的な用語や内容が多いので、難しかったのですが…。
今回この公演のおかげでこのサントリーサマーフェスティバルの公式ホームページに
詳しい内容、解説が日本語で読めます。今回のホールの配置や各スピーカーから流れる
それぞれの内容と順番もあり、しかもパンフレットには詳しい解説以外にも
この曲の今まで世界で演奏された年代や場所の表までついており資料的価値大です!。
…しかし、初演者のギーレンが一番多く演奏してるんですねぇ、12回とダントツの多さで
演奏しています。(本日の公演を含め初演から世界で計38回…この資料に基づく。)
いやぁ日本語の予想以上に詳しい資料がたくさんあって感激ですよ。
普通ならここまで詳しくこまかく解説なんてあまり無いんですけどね
あまりにも複雑、巨大すぎる作品のために逆にいい結果になった訳で…まぁとにかく良かった。

もしこの曲が日本語で詳しく知りたいのならこのサマーフェスティバルの公式ホームページを
見てくださいませ…貴重なんでお勧めですよ。ただしこれがいつまで読めるのかは
わからないのでお早めに。
http://www.suntory.co.jp/sfa/music/summer/2015/index.html

ちなみにこの曲のCDは現在3種持っていますが、たぶん知る限りでは録音はこの
3種のみと思われます。
ギーレン盤、ベルティー二盤、コンタルスキー盤、いずれも輸入版のみ。
いずれもたぶん店舗では入手困難なはず。通販なら購入できそうですが
一番のお勧めのギーレン盤はかなり昔に廃盤になってるはずなんで
かなり入手は困難かと思います。探せば中古とかであるのかなぁ?
…しかしまぁ本日の公演のおかげで今までテープなのか演奏なのか不明だった部分
もすべてわかってすっきりです。音楽やナレーションまでテープの部分あったりで
ややっこしいことこの上なし…。

いやぁ…まぁ…よかったぁ…もう今年は終わった!

まぁ…本当に興奮で無駄に長文になってしまった…。

長文ついでに今月のBBC MUSIC MAGAZINEの事。
今月号のCDは今年のラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンで聞いてきた
「ヨハネ受難曲」のアルヴォ・ペルトの管弦楽と合唱の作品集。
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「ベンジャミン・ブリテンへの追悼歌」、「スンマ」など6曲を収録
すべて2010年以降のライブ録音で拍手入り。
いずれも録音、演奏ともに良質。
ライブ特有のノイズもほとんどなく静寂で美しい演奏を堪能できるし
ペルトの作品集で拍手入りライブ、かつ録音も鮮明で良好なCDは
あまり見かけないので貴重なCDかも。あっても静かに消えるように終わる
曲が多いので拍手カットが大半と思われる。
まぁライブ録音で拍手なしを好まれる方には嬉しくないのであろうけど…。
そろそろ来月号が入荷される時期なんでお買い求めはお早めに。

では本当にもう無駄な長文お付き合いいただきありがとうございました。

ではおやすみなさ~い。







今月のBBC

今月…と言うかもう先月号になりますか、BBC MUSIC MAGAZINE。
ギリギリで買えました。あやうく今月号になっているところでしたですよ。
まぁはじめに BBC MUSIC MAGAZINEとはですが、その名の通り
あのイギリスBBCのクラシック専門音楽雑誌でもちろん輸入雑誌ですよ。 
しかしこの雑誌困った事になかなか買えるところがない。今買えるところといえば
タワーレコード、しかも渋谷店ぐらいじゃないでしょうか?新宿店は入荷数が少なく
数日で無くなってしまいますし、他名古屋では名古屋、栄 共に見たことないし
大阪でも梅田は置いてありますが難波では置いてないらしいです。
昔HMVでも買えてたんですがクラシック専門フロアーがなくなってどこも見なくなりました。
で、この雑誌何が凄いかと言うと毎号CDがついている。CDなら他でもと思われそうですが
さすがBBCといいますかよくある紙ジャケ、一部抜粋がお試し的に収録ではなく、
プラケース、に解説の入ったジャケット…そうショップで売ってるのと同じ使用の物で
しかも内容も一部を除いてすべて全曲収録。ほとんどがライブ音源、拍手入り。
 室内楽や歌曲から大編成の大作(ショスタコーヴィッチ:交響曲第11番「1905年」や
メシアン:トゥーランガリラ交響曲、マーラー:交響曲第8番 等、最近では
ブリテン:「戦争レクイエム」まで、もちろんすべて全曲拍手入り)まで多種多様。
もちろん音源はBBCなので音質のクオリティーは高いものばかり。
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で、今月号です(ちなみに写真撮ってみましたが、最初光の反射で困りましたが
何とかうまく撮れました。)アメリカ音楽集で、2002~2011年のコンサートから
バーンスタイン:「ウエストサイド物語」、コープランド: 3つのラテン・アメリカン・スケッチ
ヴィラ・ロヴォス:ブラジル風バッハ第9番、ヒナステラ:組曲「エスタンシア」 の4曲。
もちろん全曲収録拍手入り。(ヴィラ・ロヴォスのみセッション録音)
どれも音質最高の優秀録音で最近の付録CDのなかで久々に燃えるCDでした。
「ウエストサイド物語」では 非常に解像度が高く聞こえのいい録音で、打楽器、管楽器共に
鳴り響きかなりの大音響で燃えまくり!「Mambo」では途中楽団全員で「マンボ!」と
叫ぶのが多いですが、ライブとしては珍しくここでは声なしの管弦楽のみで、なんか
物足りなく感じてしまいますが、それでもそんな物足りなさを吹き飛ばす演奏、録音で充実
しておりました。そして近年ではドゥダメルがよくアンコールで演奏することが多い
「エスタンシア」では、ドゥダメルや小澤征爾のライブ録音 等でのノリノリの爆演が多い為か
若干おとなしめの演奏に聞こえますが、 優秀で見通しの良い録音のおかげでおとなしめも
気にならない演奏。とにかく4曲とも演奏、録音が充実してて久しぶりに満足させて頂きました。

…ところで「エスタンシア」の全曲ってジゼル・ベン=ドール指揮ロンドン交響楽団のCDのみ
なんですが、他に録音してくれないもんかなぁ?もちろん爆演で(笑)
 
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