31日サントリーホールにてカンブルラン指揮の読響定期で
メシアン最後の大管弦楽曲「彼方の閃光」を聞いた参りました。
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いくらメシアンとはいえ、現代音楽としては珍しく チケットが完売という事でしたが
やはりちらほらと空席はありましたですな。
平日なんで会員の人が仕事で来れないとか、この曲は聴きたくないと言った
ところでしょうかね…。
2月からサントリーホールが9月まで改修工事で休館と言う事で
この公演が休館前の最後の有料公演のようで、半年間使えないのは残念ですね
そういえば名古屋の愛知芸術劇場も改修工事で休館になるようで…。

さてこのメシアン:彼方の閃光
メシアンの管弦楽曲中最大のオケ128人の巨大編成でステージ後方の端から端まで
埋め尽くす打楽器群と、見た目にも圧巻な公演でした。(打楽器奏者も10人らしいですが
この日は12人おりました)
で、この曲全十一楽章、約75分と代表作であるトゥーランガリラ交響曲のようではあるが
これだけの巨大編成ながら今までのような暴力的な部分は陰を潜め瞑想的な曲であり
ほとんどの楽章が管楽器のみ、管楽器と打楽器、弦楽器のみと言った具合で
全楽器で演奏するのは第十楽章の一部分のみ。
しかもほとんどの楽章がLent(ゆっくりと)なので
まぁ、トゥーランガリラでも眠くなるという人には爆睡必死な曲と思われる (笑
と、まぁほんとに静かで瞑想的な曲なんで念のため
当日も眠くならないよう栄養ドリンクを飲んで聴きに行った訳なんですが (笑

…さて演奏が始まってびっくり。
木、金管楽器のみの第一楽章「栄光あるキリストの出現」。
管楽器のみで緩やかなテンポで奏される荘厳なコラール。
メロディーも静かなのだが…さすがこの巨大編成
静かと思いきや凄まじい音圧で、まぁ簡単に言えばうるさいと言えるぐらいで
眠気なんか出てこない。
いくつか優秀な録音で聴いてはいたものの一部の強奏部 等を除いて
静かで眠くなりそうな印象を持っていたが実演ではこんなにも全体に
音圧が耳、頭に響いてくるとは…。
落ち着いて静かに聴けたのは弦楽器のみで奏される第5楽章「愛の中に棲む」
や終楽章「キリスト、天国の栄光」といった弦楽器が主体の部分だろうか…。
ちなみに3度の大太鼓の強打から始まる第6楽章「トランペットを持った7人の天使」
まぁ…いわゆる黙示録の部分であろうかこの楽章、トランペットが活躍しそうに思えるが
打楽器群とファゴット、ホルン、トロンボーンのみでトランペットは一切出てこない (笑  

ところでこの曲、銅鑼×3、チューブランベル×3、トライアングル×3、トランペット×3、ホルン×6
…と、言った具合に打楽器群を含めた大半の楽器が個々に3組ずつ、もしくは3の倍で
配置されておりましたが、〇管編成の意味ではなく何か3に意味があってこのような
楽器編成にしたんでしょうかね?殆どの打楽器までもが3ずつだと何か意味があるように
見えてしまうんですがどうなんでしょうかね、音響的に必要な偶然なのかなぁ?
特にそういった編成に関しての解説記事は見たことがないんで、まぁなんとなくですが…。

さて今回の演奏、今回のカンブルランがSWR東西ドイツ放送交響楽団を指揮した
CDと同じく非常にテンポが遅いゆったりとしたテンポの演奏でした。
そのせいもあってかやはり、当然というか仕事疲れでこの曲は睡魔に誘われるようで
眠ってしまってる人は普段より多かったような感じが…。

まぁ、CDに関しては今回のカンブルラン盤をはじめ、ミュンフン盤、ラトル盤 等
いくつかありますが、どれも演奏、録音ともに優秀なのでまぁ、どれを選んでも
特に問題はないかと…。最初なら無難にラトル盤あたりからでいいんじゃないかな?
ただカンブルラン盤はメシアンの管弦楽集としての8枚組みのBOX売りがあるので
BOXの方が他の曲もまとめて聞けて値段的にも色々とお得かも。

で、本日の演奏はまたテレビ収録されてたので問題なければ数ヵ月後には放送されるでしょうが
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ただ、80分近い演奏時間なんで抜粋放送か放送時間延長で全曲放送してくれるのか…
せっかくなんで全曲放送してほしいですが…。

さてまぁ、今年11月カンブルランがこのメシアンの大作で唯一の
歌劇「アッシジの聖フランチェスコ」(全曲日本初演)を演奏会形式での公演が
あるわけなんですが…何せこの曲の演奏時間が 5時間半(休憩含む)もある訳なんで
当然平日の夜公演ではなく休日の昼公演になってしまうわけで…
11月といったら、コミティアか今回初の関西りょなけっとがあったりで
なにかしらイベントとぶつかりそうな嫌な予感が…。
ううっ、さすがに2時開演だと正直サークル参加諦めだなぁ…。
午前中だけじゃ人来ないし帰りの宅急便も間に合わないよ…トホホ。
う~ん、特に関西りょなけっとにはぶつかりませんように…。